バジル

バジル茶（スイートバジル茶／Ocimum basilicum Tea）の基礎知識

バジル（スイートバジル Ocimum basilicum）はシソ科の一年草で、イタリア料理のジェノベーゼやタイ料理のガパオでおなじみ。乾燥させた葉を抽出した バジル茶 は、甘いスイートスパイス調とほのかなミント感、後味にやさしい清涼感が残るノンカフェインティーです。

主な成分と働き

代表的な効能

• リフレッシュ・ストレス緩和 — リナロールの芳香が副交感神経を優位にし、気分を落ち着ける
• 消化促進・駆風 — オイゲノールが胃液分泌をサポートし、食後のガスや膨満感を軽減
• 抗酸化・エイジングケア — ロズマリン酸が活性酸素を抑え、肌・血管の老化を防ぐ
• 抗菌・口腔ケア — 精油成分が細菌増殖を抑え、ハーブうがいにも利用可

自家製バジル茶の作り方

1. 収穫・下処理

1. 晴れた午前中に花芽が出る直前の若葉を20〜30枚収穫
2. ほこりを軽く水洗いし、キッチンペーパーで水気を拭く

2. 乾燥・刻み

• 葉をペーパータオルに広げ、日陰・通風で 1〜2 日乾燥（乾燥機なら 40 °C 1 h）
• パリパリになったら1 cmに刻む

3. 保存

• 密閉瓶＋乾燥剤で冷暗所へ
• 香りと有効成分は 約 1 年 持続

4. 抽出・煮出し方法

抽出直前に葉を軽く揉むと精油がよく立ちます。レモングラスやルイボスを 1:1 でブレンドすると爽快感アップ。

飲用目安

• リフレッシュ・消化ケア：食後または作業前に 1 杯（200 mL）
• 温活・美容：1 日 2〜3 杯（合計 400〜600 mL）

副作用・注意点

まとめ

バジル茶は リナロール × ロズマリン酸 の相乗効果で、リラックス・消化促進・抗酸化・口腔ケアを一度にサポート。
若葉収穫 → 日陰乾燥 → 軽刻み → 5 分煮出し／4 分蒸らし を基本に、ホットでもアイスでも季節やシーンに合わせて楽しみ、日々のセルフケアに活用しましょう。