クミスクチン

クミスクチン茶（Java Tea）の基礎知識

クミスクチン（Orthosiphon aristatus／ネコノヒゲ）は東南アジア原産のシソ科多年草。細長い雄しべが猫のヒゲに似た白花が特徴です。乾燥した葉を煎じる クミスクチン茶 は、東南アジアでは「ジャワティー」として親しまれ、強い利尿作用で腎臓・尿路のハーブとして有名。カフェインフリー。

主な成分と働き

分類	代表成分	期待される働き
フラボノイド	シネンセチン	利尿・尿酸排泄（痛風・結石予防）
ポリフェノール	ロスマリン酸 / クロロゲン酸	抗酸化・抗炎症・血糖上昇抑制
カフェ酸類	カフェ酸	利尿・むくみ軽減
ベタイン	—	肝機能サポート・脂肪肝予防
ミネラル	カリウム	ナトリウム排泄 → 血圧コントロール

代表的な効能

強力な利尿・デトックス — 余分な水分と老廃物を排出しむくみ改善
尿酸値低下・痛風対策 — 尿酸排泄促進で高尿酸血症を予防
高血圧サポート — カリウム＋利尿で血圧上昇を抑制
腎臓・膀胱の洗浄 — 尿路を清潔に保ち膀胱炎再発防止
抗酸化・抗炎症 — 活性酸素・慢性炎症を抑え生活習慣病を予防

自家製クミスクチン茶の作り方

1. 収穫・乾燥

開花期の葉を摘み、軽く洗って水気を切る
日陰・通風で 4-7 日陰干し（パリパリになるまで）
乾いた葉を揉んで茶葉状にし、密閉瓶で冷暗保存（～1 年）

2. 抽出

方法	茶葉量	水量	蒸らし / 煮出し	特徴
熱湯浸出	3 g	200 mL	95 ℃ 5-10 分	穏やかな風味
煮出し	5 g	200 mL	弱火 5 分 + 蒸らし	成分濃厚・薬効重視

苦味が気になる場合はレモングラスやミントをブレンドすると飲みやすい。

飲用目安

1 日 1-2 杯（300-400 mL）
朝・昼～夕方の食間に。就寝前は利尿で睡眠を妨げる恐れ

副作用・注意点

ケース	注意点
妊娠・授乳	利尿が強いため大量摂取を避ける（医師相談）
腎疾患	腎機能低下時は主治医と相談
服薬中	利尿剤・降圧薬・糖尿病薬と併用時は医師相談
過剰摂取	脱水・電解質バランス崩れの恐れ（目安量厳守）

まとめ

クミスクチン茶は シネンセチン × カリウム の相乗効果で、利尿・尿酸排泄・血圧サポートを同時に叶えるハーブティー。
葉を陰干し → 5-10 分抽出 を基本に、1 日 1-2 杯を継続してデトックス＆むくみ対策に役立てましょう。

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