チャイブ

チャイブ茶（Chive Leaf & Flower Tea）の基礎知識

チャイブ（Allium schoenoprasum）はユリ科（ヒガンバナ科）ネギ属の多年草で、細い中空の葉と紫色の花を薬味や飾りに使います。葉や花を乾燥して淹れる チャイブ茶 は、やさしいネギ系の香りとほのかな甘み・辛味をもつノンカフェインティー。胃腸のケアやビタミン補給に向いています。

主な成分と働き

代表的な効能

• 抗菌・風邪対策 — アリシンが細菌・ウイルスの増殖を抑制し、粘膜を守る
• 血行促進・冷えケア — 含硫化合物が血流を促し、手足の冷えを緩和
• 抗酸化・エイジングケア — フラボノイドとカロテノイドが活性酸素を抑制
• 利尿・むくみ対策 — カリウムが水分排出を助け、脚のパンパン感を軽減

自家製チャイブ茶の作り方

1. 収穫・下処理

1. 春〜初夏の柔らかい葉と花蕾 をハサミで 20〜30 本収穫
2. 泥を流水で落とし、キッチンペーパーで水気を拭く
3. 葉は 1.5 cm、花は小房にほぐす

2. 乾燥・焙煎

• 葉と花をザルに広げ、日陰・通風 で 2〜3 日乾燥（乾燥機 45 °C 1–2 h）
• 香ばしさアップ：フライパン弱火で 1 分乾煎り（緑色が鮮やかなままで止める）

3. 保存

• 密閉瓶＋乾燥剤で冷暗所保管
• 香りと成分は 約 1 年 持続

4. 抽出・煮出し方法

抽出直前に乾燥葉を軽く揉むと、含硫精油が立ち香りが強まります。レモングラスや黒豆茶を 1:1 でブレンドすると飲みやすさアップ。

飲用目安

• 風邪予防・冷えケア：朝と夕方に各 1 杯（計 400 mL）
• 日常の抗酸化・むくみケア：1 日 2〜3 杯（計 400–600 mL）

副作用・注意点

まとめ

チャイブ茶は アリシン × フラボノイド により、抗菌・血行促進・抗酸化・むくみケアを一度にサポート。
若葉と花を収穫 → 日陰乾燥 → 軽乾煎り → 7 分煮出し／4 分蒸らし を基本に、ホットでもアイスでも手軽に楽しみ、毎日のセルフケアに活用しましょう。