レモンバーム

レモンバーム茶（メリッサ茶／Lemon Balm Tea）の基礎知識

レモンバーム（メリッサ）Melissa officinalis は、地中海沿岸原産のシソ科多年草で、爽やかなレモン様の芳香から「ハートのハーブ」とも呼ばれます。乾燥葉を淹れる レモンバーム茶 は、レモンミントに似たやさしい香りとほのかな甘みが特徴。ノンカフェインで、就寝前のリラックスにも適しています。

主な成分と働き

代表的な効能

• リラックス・安眠サポート — シトラールの芳香が副交感神経を優位にし、心を落ち着ける
• 気分の落ち込みケア — 古くから“憂うつを追い払うハーブ”として利用
• 抗酸化・エイジングケア — ロズマリン酸が活性酸素を抑制し、肌と血管の若さを維持
• 胃腸サポート — 芳香苦味が胃液分泌を促し、食後の膨満感を軽減

※ 本資料は食品の一般情報であり、医療行為を目的とするものではありません。

自家製レモンバーム茶の作り方

1. 収穫・下処理

1. 晴れた午前中、香りの強い若葉を 10〜15 枝分収穫
2. さっと水洗いして土を落とし、キッチンペーパーで水気を取る

2. 乾燥・刻み

• 茎ごと束ね、日陰・通風で 2〜3 日吊り干し
• パリッと乾いたら葉をしごき取り 1 cm に刻む

3. 保存

• 密閉瓶＋乾燥剤を使用し冷暗所へ
• 香りと成分は 約 1 年 持続

4. 抽出・煮出し方法

香りを強調したい場合は、抽出直前に葉を軽く揉んでからお湯に浸すと精油が立ちます。

飲用目安

• 安眠・リラックス：就寝 30 分前にホット 1 杯（200 mL）
• 日常の気分ケア：1 日 2 杯（計 400 mL 程度）を目安

副作用・注意点

まとめ

レモンバーム茶は シトラール×ロズマリン酸 の相乗効果で、リラックス・安眠・抗酸化・胃腸サポートを一度に叶える芳香ハーブティー。
若葉収穫 → 日陰乾燥 → 軽刻み → 5 分煮出し／4 分蒸らし を基本に、ホットでもアイスでも季節やシーンに合わせて手軽に楽しみ、日々のセルフケアに活用しましょう。