オレガノ

オレガノ茶（Oregano Tea）の基礎知識

オレガノ（Origanum vulgare、別名ワイルドマジョラム）はシソ科の多年草で、イタリア料理などのスパイスとして有名です。乾燥させた葉と花穂を抽出した オレガノ茶 は、タイムやマジョラムに似たウッディーで爽快な芳香と、温かみのあるスパイス感が特徴。カフェインを含まず、食後のリフレッシュや冬場の喉ケアに適しています。

主な成分と働き

代表的な効能

• 抗菌・抗ウイルス — カルバクロールとチモールが細菌・真菌の増殖を抑制し、風邪シーズンに役立つ
• 呼吸器サポート — 精油が喉や鼻をすっきりさせ、軽い咳を穏やかに
• 消化促進・駆風 — 芳香苦味が胃液分泌を促し、食後のガスや膨満感を軽減
• 抗酸化・エイジングケア — ポリフェノールが活性酸素を抑え、肌・血管を守る

※ 本資料は食品の一般情報であり、医療行為を目的とするものではありません。

自家製オレガノ茶の作り方

1. 収穫・下処理

1. 晴れた午前中、開花直前〜咲き始めの枝葉を 10〜15 本収穫（芳香が最盛）。
2. ほこりを払う。水洗いは香りが流れるため、気になる汚れのみ軽くすすぎ、水気を拭く。

2. 乾燥・刻み

• 茎ごと束ね、日陰・風通しで 3〜5 日吊り干し。
• カリカリに乾いたら葉と花穂をしごき取り、1 cm 程度に刻む。

3. 保存

• 密閉瓶＋乾燥剤で冷暗所へ。
• 芳香と有効成分は 約 1 年 持続。

4. 抽出・煮出し方法

コツ：抽出前に乾燥葉を軽く揉むと精油が放出され香りが強まります。レモングラスやルイボスを 1 : 1 でブレンドすると飲みやすさがアップ。

飲用目安

• 喉・呼吸ケア：就寝前または外出後にホット 1 杯（200 mL）
• 消化サポート：食後に 1 杯、1 日合計 400〜600 mL 程度を目安

副作用・注意点

まとめ

オレガノ茶は カルバクロール × ロズマリン酸 の力で、抗菌・呼吸器ケア・消化促進・抗酸化を一度にサポート。
若い枝葉収穫 → 日陰乾燥 → 軽刻み → 5 分煮出し／4 分蒸らし を基本に、ホットでもアイスでも季節やシーンに合わせて楽しみ、日々のセルフケアに役立てましょう。