ローズマリー

ローズマリー茶（Rosemary Tea）の基礎知識

ローズマリー (Salvia rosmarinus 旧学名 Rosmarinus officinalis) は地中海沿岸原産のシソ科常緑低木。ハーブやアロマとして有名ですが、乾燥葉を抽出した ローズマリー茶 は、松葉のようなシャープな芳香とやや甘い樹脂風味が楽しめるノンカフェインティーです。

主な成分と働き

代表的な効能

• リフレッシュ・集中力向上 — 1,8-シネオールのスッとした香りが脳を覚醒
• 抗酸化・エイジングケア — ロズマリン酸が活性酸素を抑制し、肌や血管の若々しさをキープ
• 消化サポート — 芳香苦味が胃液分泌を促し、脂っこい食事後を軽快に
• 血流・温活 — テルペンが末梢血管を拡張し、手足の冷えを緩和

食品としての一般情報であり、治療・診断を目的とするものではありません。

自家製ローズマリー茶の作り方

1. 収穫・下処理

1. 晴れた午前中に新芽〜若い枝葉を 10〜15 cm 切り取る
2. 土や埃をサッと水洗いし、キッチンペーパーで水気を拭く

2. 乾燥・刻み

• 茎ごと束ね、風通しの良い日陰で 3〜5 日吊り干し
• カリカリに乾いたら葉をしごき取り、1 cm ほどに刻む

3. 保存

• 密閉瓶＋乾燥剤で冷暗所保存
• 香りと有効成分は 約1 年 持続

4. 抽出・煮出し方法

苦味が気になる場合は蜂蜜やレモンを加えると飲みやすい。ルイボスや黒豆茶とのブレンドも◎

飲用目安

• リフレッシュ時：作業前または昼食後に 1 杯（200 mL）
• 温活・美容ケア：1 日 2〜3 杯（計 400〜600 mL）を目安

副作用・注意点

まとめ

ローズマリー茶は 1,8-シネオール×ロズマリン酸 の相乗効果で、集中力向上・抗酸化・消化サポート・温活を一度に叶えるハーブティー。香り高く飲みやすいため、「新芽収穫 → 日陰乾燥 → 軽焙煎 → 7 分煮出し／4 分蒸らし」 の手順で自家製も簡単。ホットでもアイスでも季節や気分に合わせて楽しみ、日々のセルフケアに活用しましょう。