セージ

セージ茶（コモンセージ茶／Salvia officinalis Tea）の基礎知識

セージ（コモンセージ Salvia officinalis）はシソ科の常緑低木で、古代ギリシア・ローマ時代から「長寿のハーブ」として薬用と料理の両方に利用されてきました。乾燥葉を抽出した セージ茶 は、爽やかな樟脳系の芳香とわずかな甘い苦味が特徴。カフェインを含まず、食後や就寝前にも適しています。

主な成分と働き

代表的な効能

• 抗菌・口腔ケア — ツヨンとタンニンが細菌の増殖を抑え、うがい用にも用いられる
• リフレッシュ・集中サポート — 1,8-シネオールが脳を覚醒させ、作業効率を高める
• 抗酸化・エイジングケア — ロズマリン酸が活性酸素を抑え、肌や血管の老化を防ぐ
• 発汗・更年期ケア — 収れん作用で多汗・ホットフラッシュを和らげると伝承

※ 本資料は食品の一般情報であり、医療行為を目的とするものではありません。

自家製セージ茶の作り方

1. 収穫・下処理

1. 晴れた午前中、若い枝葉（開花前の香りが最も豊か）を 10〜15 cm 切り取る
2. ほこりを軽く水洗い → キッチンペーパーで水気を拭く

2. 乾燥・刻み

• 茎ごと 3〜4 本束ね、日陰・風通しで 3〜5 日吊り干し
• パリパリに乾いたら葉をしごき取り、1 cm ほどに刻む

3. 保存

• 密閉瓶＋乾燥剤で冷暗所保管
• 香りと有効成分は 約 1 年 持続

4. 抽出・煮出し方法

苦味が気になる場合は蜂蜜・レモン、またはルイボスや黒豆茶を 1 : 1 でブレンドすると飲みやすくなります。

飲用目安

• リフレッシュ・口腔ケア：食後または作業前に 1 杯（200 mL）
• 更年期・発汗サポート：朝と夕方の計 2 杯（計 400 mL まで）

副作用・注意点

まとめ

セージ茶は ツヨン×ロズマリン酸 の相乗効果で、抗菌・リフレッシュ・抗酸化・更年期サポートを同時に叶える万能ハーブティー。
若葉収穫 → 日陰乾燥 → 軽焙煎 → 7 分煮出し／4 分蒸らし を基本に、季節やシーンに合わせてホット・アイスで楽しみ、日々のセルフケアに役立てましょう。